気管支炎の特徴は
乾いたセキではなく
ゴホゴホという痰が絡んだような
重い音のセキになってくること。

数日立ってもセキが治まらなかったり、
寝ている間でも重いセキをしたり、
一日中咳き込んでいる場合は
気管支炎を疑って病院へ行った方がいいわ。

思っている以上にセキというのは苦しいもの。
もしも、呼吸の仕方がおかしくなってきたら
すぐにでも病院で行った方がいいわ。

たとえ夜中でもよ!!

顔色が悪くなったり、肩で息をし始めたら
呼吸困難になってしまう場合だってあるの!

セキだけじゃなく発熱を伴うこともかなり多いわ。
とにかく早めの受診が大事よ。


ウイルスが原因の場合は特効薬はないものの、
気管支拡張薬などを使って
症状を軽くしていく事がメインになるわね。

1週間前後で回復することが殆どよ。
細菌性には抗生物質が有効のようね。




高熱と激しい咳がつづき、ぐったり・・・
これが肺炎の症状。

ウイルス性肺炎は、
始めは風邪の症状があって~というケースが殆どなのに対し、
細菌性の場合は
発熱から急に始まることも・・・。

高熱が出て、咳は痰の絡んだような音になり、
食欲がなくなり顔色が悪く、ぐったりとしてきちゃう。

ひどくなれば脱水症呼吸困難を起こすことも・・・。

月齢の低い赤ちゃんは、肺炎にかかっても、
熱やせきなどの症状がはっきりとでない場合もあるから、
上記症状に当てはまらなくても
早めに小児科を受診する事が大事だと思うわ。


できるだけ早めに入院して治療をしましょう!
特に赤ちゃんは呼吸困難や脱水症を
短時間で起こしやすいので、入院治療が基本。

点滴などで体力を回復させながらの治療が基本で、
細菌性の肺炎は、抗生物質を、
ウイルス性の肺炎でも、
予防的に抗生物質を使うことがあるそうよ。


私はマイコプラズマ肺炎
の経験があります。
それはマイコプラズマ肺炎の項でお話しますので
是非読んでみて下さいね。


潜伏期間は1~2週間で
咳の経過から
カタル期、痙咳期、回復期
の3段階に分けられるのよ。

  • 1.カタル期 約2週間の潜伏期後、せきが出始める時期。
      初期はかぜの症状に似ていて、熱はなく、痰も少ないけど、
      次第にせきが出始めてだんだん夜のせき込みが激しくなって
      きます。
  • 2.痙咳期 百日ぜきに特有のレプリーゼと呼ばれる症状が始ま
      るわ。
      コンコンと数十回連続して発作的にせき込むようになり、
      連続したせき込みの最後に、ヒューという音をさせ息を吸い込
      むの。
      粘り気がある透明な痰を出したり嘔吐することもよくある症状。
      乳幼児では、特徴的な咳がなく突然窒息状態になることがある
      から注意しないと怖いわよ。
      合併症がないかぎり、強い咳のわりに熱は出ないのが普通。
  • 3.回復期 発病後4~6週間で回復期に入り
      発作が治まってくるわね。
      でも百日ぜき菌が肺全体にまでおよんでしまうと
      死に至ることもある百日ぜき肺炎を起こしてしまうの。



早めに有効な抗生物質を投与して治療するわ。
完治までは通常3ヶ月もかかるから
初期の段階で有効な抗生物質を使って治療すれば、
それほど長引かずにすむハズよ。
だから早めの行動がカギ


●咳が治まらず、どんどんひどくなる
●特に夜間にせきがひどい
●コンコンと乾いたせきが数十回連続して出る 
という3つの症状がみられたら、
百日ぜきの疑いが濃厚よ。

清潔な室内で静かに過ごさせて!
せきの発作は、気管の刺激など起こるの。
だから、できるだけほこりを立てないようにして、
湿度を高めに保ち、定期的に換気する、
タバコを吸わないなど心がけて。

おなかがいっぱいになると体温が上昇し、
せきが出やすい上嘔吐も増えるから、
消化のよいものを少しずつ、何度かに分けて与えてね。

最後になんと言っても予防接種を早めに受けること!
勧奨摂取に含まれている百日ぜきに有効な
三種混合の予防接種は1回でも接種しておけば
比較的軽くてむわ。でもきちんと4回受けるのが原則よ。


はじめは発熱や喉の痛みをともなった
風邪のような咳が出ている程度。

ところが、だんだん声がかすれ、
「ケーン、ケーン」という咳をするようになってくるの。
喉頭部分が炎症を起こして腫れ、
空気の通り道が狭くなっているから
こんな音がするそうよ。

息を吐くときに呼吸がゼコゼコする、
吸うときヒーヒーと音がしたら、
それは呼吸困難を起こす前ぶれ

呑気に、朝まで様子を見ていると、
最悪の場合、呼吸が止まるなんて
手遅れになってしまうことだってあるのよ。

チアノーゼを起こしたら、
一刻を争う緊急事態

大至急病院へ。
救急車を呼んでもかまないわ!!


一般的な急性喉頭炎には
残念ながら特効薬はないの。
でも早めの受診は大切よ。
薬を処方してもらって、
その場で吸入して
呼吸を楽にしてあげたりができるわよ。




結核にはいろいろなタイプがあるけど
乳幼児に多いのは
肺門リンパ節結核
で特徴的な症状はリンパ節の腫れね。

乳児期に発病すると合併症として
結核性髄膜炎
を起こして死亡したり、
命が助かっても重い後遺症を残すことが・・・

大人の場合は感染しても発病しないことが殆どだそう。

結核を発病すると
発熱、せき、ゼロゼロ、食欲不振、顔色が悪いなどの
症状がでてくるからおかしいと思ったら
早めに受診しましょうね。


入院して薬物治療をするようになるわ。
早期治療をすれば殆どの場合
治るようになっている時代だけど
身近な人は結核の発病を予防するために、
約半年間は抗結核薬を服用するようになるわね。
ツベルクリン反応で陰性だった場合は
BCGを接種して、免疫をつくり、結核を予防するのよ。


随分前にTVで結核を患った人が
きちんとお薬を飲まずに中途半端に止めてしまって、
その薬に抗体をもった
結核菌が生まれてしまっていると言っていたの。
もちろん結核に限ったことではないんだろうけど
結核は感染率が高く集団感染が怖い病気なのに
そんな強い結核が生まれてしまっていて
しかも少しづつ変化しながら広まっているなんて言うじゃない!

患者さん自身も結核が完全に死滅しないから
いつまでも薬を飲み続けていて大変だって言っていたわ。
どんな病気でもそうなんだけど
勝手にお薬をやめずきちんと
しっかり完治させることが大事よね。


ほかにとくに目立った症状がないのに
咳がひどい場合は、
このマイコプラズマ肺炎を疑って
とりあえず病院へ行った方がいいでしょうね。

治療にはマクロライド系の抗生物質などを使い、
軽症であれば通院でOK
場合によっては入院して治療するわ。

適切な治療をすれば2週間位で
咳、熱などの症状が治まるわ。
ウイルス性肺炎ほどでないものの、
うつりやすい病気なので登校や通園などしないようにね。


私は小学校1年生の時に
このマイコプラズマ肺炎で入院したの。
田舎だったものだから近くに大きな病院はなくて
小さな診療所で
“風邪でしょう”
と言われたのを信じて、
かなり長い間、素直にお薬を飲んで
寝ている毎日だったのを覚えているわ。

とにかく高熱が続き、そして咳。そして一日に何度も嘔吐・・・。
そんな日がかなり長いこと続いたの。
2週間近く続いた頃、私の顔を見て、お母さんは、
“すぐに病院へ行くわよ!”と
遠くの大きい病院へ連れて行かれたわ。

検査したら“即刻入院です”って・・・。
風邪と信じ込んでいてかなり進行しちゃってたみたい。

毎日2本の点滴をして
なんと1ヶ月も入院するハメに・・・

後から聞いたんだけど、
その日それまで真っ青だった私の顔色が
黄色くなってたんだって。
ちょっとほっとき過ぎよね。(笑)

入院時に
“命に別状はありませんよ”って
言われたのを今でもはっきり覚えてるわ。