ウイルスの種類や、ウイルスが体のどこについたかで、
症状はかわってくるものの、主な症状は発熱・せき・鼻水ね。

ウイルスに感染すると、まずはそこに炎症反応が起きて、
くしゃみ、鼻水・鼻づまり、のどの充血や痛み、
せきが出る、たんがからむなどの症状がでてくるわ。
それから熱、頭痛や関節痛、
だるいなどの全身症状になってくるのよ。
場合によっては吐きけや嘔吐、
下痢、腹痛などの胃腸症状もでるわ。


まだ、風邪には特効薬がないわ。
だから解熱鎮痛薬、鼻水を止める薬、
下痢止め、せき止めなど、
対症療法と抗生物質で
細菌を退治する治療がメインになるのね。

とりあえず安静にする。これがとっても大事よ!




突然の高熱以外、これといった症状はないの。
熱があるのに赤ちゃんは機嫌がよくて、
元気に遊ぶ姿も見られたりするわ。
稀に下痢をする子もいるようだけど強い下痢ではないようね。

熱が3~4日続いて熱がさがると
ポツポツと発疹がでてくるわ。
発疹はおなかや背中を中心に、
半日ぐらいで全身に広がるけど、
痒みや痛みはないので特に心配要らないわ。


突発性発疹と診断が確定したあとは、
安静と水分補給に気をつけていれば、
特にこれといった治療もなしで経過をみていても大丈夫。
でも月例の低い赤ちゃん
5日以上つづく熱にはほかの重い病気の可能性もあるから
突発性発疹と診断されるまでは
勝手に決め付けないで熱が出たらちゃんと病院へ行かなくてはダメよ。


ウチの上の子もご多聞にもれず、
初めての発熱は突発性発疹だったわ。
2~3日してポツポツが軽くでて終わり。
生後8ヶ月だったから始めはびっくりしたけど
知識はあったのでそんなに慌てなかったわ。
うちの子は発熱前に鼻水も出ていたけど・・・。

そして下の子の時もやっぱり生後8ヶ月の頃に高熱を出したの。
間違いなく突発性発疹だと思っていたし、
病院でもそうでしょうね~って言われてたけど、
実は・・・
とんでもない病気だったのよ!

私がおかしい!と気がついた要因の一つには本に書かれてた
“5日以上の熱は重病の場合が!”の一文。
結局うちの下の子は突発性発疹はやらずに
大きくなってしまいました!(その病気はココ!!)


インフルエンザは普通の風邪と違い、
鼻水やくしゃみなんかの前触れもなく、
発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感など
全身症状が突然始まるわ。
進行が急なのがインフルエンザの大きな特徴よ。
鼻水は遅れて出るのが多いケースね。


最近はインフルエンザにとてもよく効く薬がでて、
殆どのお医者さんで
インフルエンザと判明したらそれを処方されるわ。
飲めばかなりの確率で症状は急激に回復して、
重症化することも辛い症状で
長く苦しむこともかなり減ったのよ!
でも実はこのお薬は、現在は幻覚などの
副作用がある可能性を指摘されているわ。
しかも
発症後48時間以内に服用
しなければ
充分な効果が期待できないから早めの受診がカギよ!



ある時上の子が珍しく熱を出したと思ったら
A型のインフルエンザだったわ。
すぐに病院へ行ったからタミフルを
出してもらってすぐよくなったんだけど、
なんと2週間後にまた高熱が!
インフルエンザは一度かかると
同じ型のインフルエンザには
1年間程度はかからないと聞いていたから安心していたのに、
2週間後の高熱はB型インフルエンザだったのよ・・・。
去年は予防接種を家族で受けたのよ。
でも・・・下の子はかかってしまったのよね。
でも熱も症状もかなり軽く済んだわ!
かからないだけが予防接種じゃないから
これだけでも充分嬉しい効果よね。


38度以上の発熱や鼻水、せきなどのかぜ症状がでて、
3~4日すると、目が充血したり、
目やにがでたり、口内が荒れてくるわ。
口の中に麻疹特有の
“コプリック斑”
という
小さな粟粒大の灰白色のポツポツが
数個から数十個あらわれたら、
もう間違いなく麻疹という診断がつくわ。
熱は一度下がるけど再びあがり始めて、
その時に顔や首、胸のあたりに、
赤く盛り上がった発疹がでてくるの。
ふつうだと7日目までには熱も下がって
発疹も色あせて黒ずんでくるわ。


はしかもウイルスが原因の病気だから、
特効薬がないの。
大体の場合は、抗生物質を使って対症療法になるけど
症状が重い場合は入院することも・・・。

予防接種を受けていなくて、
兄弟や親しい人が麻疹になった場合、
症状が出てくる前だったら
ガンマグロブリン
という免疫抑制剤を接種することで
接種後から1ヵ月程度ははしかの発症を防ぎ、
症状が出ても軽くすませることができるわよ!!




耳のつけ根からあごにかけて
大きく腫れあがる病気よ。
発熱も伴ってピーク時には
38~39度くらいの熱が出る事も。
痛みもでて腫れも耳の下だけでなく
顎の部分まで及ぶこともあるわ。
片側だけという事もあるけど、
大抵時間差でもう片方も腫れてくるのが普通。

一度かかると生涯免疫ができるから
2度とかからないけど、
自費で予防接種もできるから、
かかってしまう前に予防接種を受けてもいいわね。


特効薬がないから、
痛みが強い場合は鎮痛剤で対処するようになるわね。
あとは安静にしているのが一番のお薬よ。


私自身がおたふくの経験がなくて、
先々が心配だったから、
上の子が生まれて1年で予防接種を受けたのよ。
子供たちも、去年、予防接種をさせてしまったわ。
実費だったけど安心材料にはなったわね。


ウイルス性の咽頭炎は、
発熱、軽いせき、鼻水などのかぜ症状があるけど
あまり心配はいらないわ。
ウイルス性の扁桃炎は、
せきや鼻水とかの風邪症状はないものの
39度前後の高熱が出て、声がかすれたり、
のどにかなり痛がでて、食事もとれなくなる場合も。
細菌性の咽頭炎、扁桃炎
高熱がでても風邪症状は殆どなくて
機嫌が悪くなるのよ。

喉の痛みが強くて
水分も取らなくなってきたら脱水症状が心配。
急いで病院へ行った方がいいわ。


ウイルスが原因の場合は、
安静にして体力を回復していけば
数日でよくなるわ。
でも細菌性の場合は
抗生物質での治療が必要になってくるの。
細菌が体内にまで広がると
合併症を起こす可能性がでてくるのよ。
ウイルス性でも細菌性でも
脱水症状が心配の場合は入院が必要になる事も。


2年前のある日の夜中、
なんだか肌寒いなぁ・・・と
感じてから寒気が止まらなくて、
あっと言う間に熱は上がり、ヘロヘロに。
でも、朝はさほど高くなかったから出勤したのよ。
ところがまた発熱。
早退して病院へ行った頃には9度6分・・・。
急性咽頭炎って診断されたの。
始めは喉が痛いな~と思ってたけど、
熱が出た頃には喉の痛みも特に感じなかったわね。
意識が朦朧として(笑)。
喉を鏡で見たら“真っ赤なのに真っ白”そんな感じ。(笑)
赤いのに所々に白い膿がべったり。
点滴などしてもらって、2日で熱は下がったけど、
何故か2週間後再発してまた高熱が・・・。
当時は体力不足だったのかも?


喉と目に症状がおきるわ。
喉は腫れて痛み、目は充血して結膜炎に。
それとほぼ同時期に高熱がでてくるわ。

目・喉・高熱の3つが
プール熱の最大の特徴なんだけど、
赤ちゃんの場合には
下痢や嘔吐などの症状が目立って、
結膜炎は出ないことも。


結膜炎の症状が出ると
“眼科?小児科???”
となってしまいそうだけど、
とにかくまずは小児科へ

特効薬はないから対症療法がメイン。
抗生物質入りの目薬などが多く使われているわね。
感染力が高いから、タオルの共有はやめて!




突然39~40度の高熱が出て、
喉の周りに小さな水疱が一杯出来きるの。
時間がたつとその水疱は潰れて
潰瘍になってくるわ。
潰瘍になったら、かなり痛みが出てくるから
食事どころか水分も取れなくなってしまう場合が・・・
中には頭痛・嘔吐・腹痛を訴える子もいるようね。
でも高熱とのどの痛み以外の症状は軽いものよ。


特効薬もないから、
解熱鎮痛剤などによる対症療法がメイン。
あとは自然に治っていく病気だから
あまり心配はいらないわ。
脱水症状にだけ気をつけてね。




訴えのできない赤ちゃんの場合、
膀胱炎の時点では
まだ気がつかない事が多いわ。
感染が上部の尿路に進むと、
症状の重い腎盂腎炎になってしまい、高熱が・・・。
風邪症状もないのに熱がでたり、
発熱を繰り返したりする場合は
尿路感染症を疑う慎重さが欲しいわ。

幼児の場合は、
発熱以外に腰の痛みや排尿時痛、残尿感のせいで、
何度もトイレに行くようになったりするわ。


膀胱炎は抗生物質。
腎盂腎炎は入院・・・。

膀胱炎の段階で治療をすれば
腎盂腎炎までは至らないですむハズよ。

赤ちゃんの場合、腎盂腎炎にかかると
かなり腎臓がダメージを受けてしまって
機能が戻らない場合もあるの。

何はともあれ
早期発見で早期治療
がカギよ!

先天的な尿路の異常が原因の場合は
成長とともに治ってくる事があるんだけど、
中には手術を必要とするケースもあるわよ。




顔が赤くなって息が荒く、
皮膚は暑くて乾いた状態になって
汗が出てこなくなるわ。
そして、目まいや頭痛、吐き気などの症状がでてくるの。

意識を失ってしまったら症状は重いわ!
さらに意識がないのに
うわごとなど意味不明な言葉を言っていたら
かなり重篤な状態!!

すぐに救急車を呼んで!!


脱水症状が起きていたらすぐに病院へ行って!
それ以外の軽症の場合は、
まず日陰などの涼しい場所へ移動させて
衣類を緩め、頭を高くして寝かせて。

それからイオン飲料や
スポーツドリンクなどを少しづつ飲ませるのよ。




最初は発熱、せき、鼻水など、かぜに似た症状
だけど
  • 1.原因不明の39~40度の高熱が5日以上つづく。 
  • 2.数日して、水疱をもたない赤い発疹が全身に出る。
  • 3.発疹が出る前後から、
     手のひらや足の裏が赤くむくんでかたくなる。
  • 4.発疹が出る前後に、くちびるが荒れて出血し、
     舌もいちごのように赤くブツブツが出る。
  • 5.熱が出てから数日後、白目が充血して真っ赤になる。
  • 6.発熱と同時か熱が出る少し前に、首のリンパ節がはれてくる。
この6症状のうち
5症状
が当てはまると川崎病と認定されるの。


川崎病になると、血管に炎症が起きることで、
心臓に血液を送り込んでいる
“冠動脈”
という血管に瘤ができることがあるの。
いわば心筋梗塞と同じものね。

冠動脈瘤は発症から7日目ぐらいから大きくなり始め、
2~3週間でピークになるから、
1カ月前後の入院が必要になるわ。
初期の急性期にはまず、冠動脈瘤の炎症を防ぐため、
ガンマグロブリンの点滴静注を行って、
同時に炎症を治療するためアスピリンなどの抗炎薬を使うわ。


私の下の子は
生後8ヶ月で始めての高熱を出したの。
完全に突発性発疹だと思い込んでいたの。
ところが一向に熱が下がらない!!
本で “5日以上の発熱は重病を疑え!”って読んだし・・・
そして子どもの目を見たら・・・
完全にウサギの目になってる!!!
それどころか唇まで真っ赤!!
発疹もでてこない!!
これは突発性発疹じゃない!!”と思って、
インターネットで調べたわ。
ネットで見る限り“川崎病”がかなり怪しい・・・。
恐る恐る見てみました。

BCGの接種痕。

・・・完全に腫れてる
これは間違いない!川崎病だ!と直感した私は
翌日朝一番で小児科へ行きました。
先生は“風邪でしょうね。もう2日程様子みましょうか?”と
悠長な事を言ったので
“これ見てください”とBCGの痕を見せたら態度が急変!!
すぐ血液検査をして大きな病院へ紹介状を書かれました。

あの目と唇見ても川崎病を疑わないなんて、
私がBCG痕見せなかったら・・・ぞっとします。


そのまま入院し、24時間ぶっ通しでガンマグロブリンを点滴。
3週間びっちり入院しました。

その後1年間は定期的に検査、
小学校入学までは毎年1回の検査をしていますよ。


高熱や嘔吐、頭痛が続きひどくなれば意識障害も!
赤ちゃんの場合は大泉門に水が集まって
パンパンに腫れる場合があるわ。
とにかく
早期発見・早期治療が大事!
急いで病院へ!!


ウイルス性の場合は、
殆どの場合が髄液を抜くだけでよくなるわ。
でも細菌性の場合は抗生物質による
点滴治療を2週間から1カ月続けるようになるわ。
どちらの場合も
入院治療が原則よ!!