どんな病気?
溶連菌という名前の
細菌の感染によって起こる病気の
総称よ。
赤ちゃんよりも幼児がかかる方が多いわ。
この溶連菌の中でも
特殊な
毒素を出すタイプに感染して発症したものが
“しょう紅熱”と呼ばれる病気よ。
でも今はこのようには呼ばないようね。
症状は?
始めは
喉の痛みから始まるわ。
39度前後の急な発熱があって、
のども赤くなっているから
“咽頭炎や扁桃炎かしら?”
と思ってしまいがち。
痛みは強くて
吐きけや嘔吐、頭痛、腹痛、ときには筋肉痛や関節痛なんかも
起きるようだから風邪とも思いがちかも知れないわね。
全身にかゆみのある
発疹が出てくる場合もあるわ。
一番の特徴は
「いちご状舌」
で
赤いぶつぶつした舌になるの。
唇も荒れてくるわよ。
治療は?
細菌性の病気だから
自然に治ることはないわ。
すぐに病院へ行ったほうがいいわね。
抗生物質を飲んで治療するんだけれど、
この溶連菌はとっても
厄介で
症状が消えたかと思って
服用を勝手にやめると
体内に残っていた溶連菌がまた暴れだして、
今度は
急性腎炎や血管性紫斑病
なんかの病気を
引き起こす可能性がでてくるの。
抗生物質は大体
2週間程度きっちり飲むようになるわ。
アドバイス
上の子が小2の時、風邪一つ引かない丈夫な子が
ある朝起きて開口一番
“喉が痛い!!”と泣いたの。
見ると確かに赤い・・・。
でも頑張れるというので(健気・・・)学校へ行ってもらったわ。
その日はきっとガマンしたのね。何も言わなかったけど、
翌日朝、また
“喉が痛い!!”
さすがにおかしいと思って病院へ連れて行ったわ。
そしたら・・・
溶連菌だったのよ~~!!
熱もなく、喉の痛み以外なんの症状もなくて、
病院では学校へ普通に通ってもいいですよ。って。
後からわかったんだけどその時期
学校内で溶連菌がはやっていたみたいね・・・